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大村崑氏インタビュー
自分で選ぶ老人ホーム

「介護が必要になったから」
「家での介護が難しい状況になったから」
このような経緯で老人ホームを探すといった割合が多いので、元気なときからご自身で探すというのは結構珍しいケースになるかと思います。
そのような点もふまえて大村先生にお話しをお聞かせいただきました。

大村崑 氏

1958年、民放開局同時に「やりくりアパート」(朝日テレビ)でTV デビュー。
以後「番頭はんと丁稚どん」(毎日テレビ)、「とんま天狗」(読売テレビ)に連続出演し一世を風靡する。1960年には「ちびっこのど自慢」(フジテレビ)の司会を務めた他、大塚製薬オロナミンCのCMなどに出演し国民的タレントとして人気を博す。
近年では年に3~4回ほど舞台活動のほかTV ドラマにもレギュラー出演し、幅広い役柄に取り組む。その傍らで1999年に田舎体験施設と芸能人育成を目的とした「崑の村」を兵庫県丹波につくる。旭日小綬章 受章(2017年度・平成29年秋の叙勲)。豊富な人生経験から講演では「田舎暮らしがおもしろい」「高齢社会における幸福論~いま幸せでっか~」をテーマに全国を駆け回っている。

まずは「老人ホーム」そのものについてお話しをお聞かせください。
老人ホームを利用するというのは、ご本人はもちろんご家族にとっても、そう何度も経験するような事ではないと思います。そのような点もふまえたうえで、ご自身が最初に抱いていた「老人ホーム」というもののイメージはありましたでしょうか?

僕自身テレビに出て知られるようになった頃から、老人ホームに限らず色々な施設に慰問をさせてもらう事が多かったんです。
老人ホームも色々と見てきたんだけど、当時と今では比べ物にならないぐらい良くなっている。
時代が変わって良くなっているのも勿論、入居者を守る為の法律や施設毎のルールなんかもいろいろ変わって当時とは本当に比べ物にならない。
僕が見てきた昔の老人ホームも様々な環境がありましたが、今の常識で考えるとちょっと問題がある所が多かったように思うんです。

一般的には親族の方が入居しているといった場合では無いかぎり、老人ホームを訪れる事はなかなか無いと思います。
そのような場合、どうしてもネガティブなイメージを持たれる場合が多くなるようで、一般的なイメージとして「自由がない」「暗い」「寂しい」という先入観なんかもあるようでなんですが、どう思われますか?

僕の場合、親族も老人ホームを利用してたんですよ。
叔母が入居していたんだけど、その老人ホームには何度も足を運んで会いに行きました。
子供の頃から良くしてくれていた大好きな叔母なんで、度々会いに行っては叔母以外の方々とも触れ合ってお話なんかもして叔母も嬉しそうだった。
たくさんの老人ホームを見てきたから分かるんだけど、今の老人ホームは綺麗で明るく楽しく過ごせる場所だから、一度でも見学に行けばガラッと変わるんじゃないかと思う。
ただ、楽しく過ごす為には本人も親族も人任せではダメだと思うんです。

楽しく暮らす為のポイントのようなものがおありでしょうか?

いろいろな老人ホームへ慰問へ行ったんだけど、正直なところヒネくれた爺さんなんかもいる訳ですよ。ヒネくれてるもんで本人から聞いた訳では無いんだけど、入居当時は家族が慰問に来てくれていたと。
それが一年もするとだれも来なくなってしまったらしく、僕がお会いしたその時は入居7年目だそう。孫連れて遊びに来てくれるって約束をしていたらしいんだけど、もう何年も会えていないみたいな話しを聞いてそらヒネくれてしまうのも分かる。
そうなってしまうと老人ホームの中でも嫌われてしまったりするし、本人にとっても日々が楽しく無いでしょ。
そうはならないよう家族が遊びに来てくれるような老人ホームを選びたいし、入る時もゴタゴタなく入りたいんです。

老人ホームが寂しい所っていう訳では無く、本人やご親族の想いや行動次第という事ですね。笑顔で会いに・遊びに来てもらえるのは元気になるポイントですね。

僕のところもたまに家族が集まって食事をする時にでも「お前らに老後の面倒を見てもらおうとは思ってないよ」と笑いながら話すんですよ。
介護が必要であれば、その時の最適な施設に自分で入って面倒を見てもらう。
長男や次男、その家族にオムツを替えてもらうような事はしない。
そうすることで楽しくニッコリ笑って慰問に来てもらいたいと思うんです。
その方がお互いにとっていい環境を維持できるし、家族に苦労をかけずにお互い笑顔でいられるっていうのも老人ホームの良さとだと思うんです。

笑いながらっていうのがいいですね。
重い話しではなく明るく話せるのはすごくいい事だと思います。なかなか簡単にできる事では無いと思うのですが、そのようにされているのは何か想いがあるのでしょうか?

人生にとって大切な時期を介護に追われるのは親族にとっても非常に大変な事なんですよ。
実のお子さんであれば多少の苦労はできたとしても、その旦那さんや奥さんといった配偶者にとってはさらに大きな責任や犠牲を伴う事なんです。
我々が子供の時代は「親の面倒をみる」というのが一般常識としてありましたが、今の時代は老人ホームが良くなり安心して住む事ができるようになっているので、本人にとっても家族にとっても利用しないのは損なんじゃないかと思うんです。

ご家族とお話しされている事の他にも何かポイントはありますか?

自分が元気なうちに入りたい場所を探すのも重要だと思うんですよ。
いざ何もできなくなって息子達に任せるしか無い状況になってからでは遅い。
兄弟の間で押し付け合いになるのも悲しいし、息子と奥さんの間で「お兄さんに任せるって言ってたじゃないの」とか夫婦仲にも良く無い状況が起こるんです。
そういった問題は自分が元気なうちに動けば起きにくいし、僕はそうすべきだと思うんです。

ご自身やご家族の為にも任せるだけでは無く、自分で選ぶ事も重要なポイントという事ですね。施設選び以外で、重要なポイントはありますか?

年をとると一人ぼっちや奥さん旦那さんとだけ生活するという環境が多くなってしまいがちなんです。でもそうでは無く、趣味でもなんでもいいので集団で楽しく暮らせるような環境に慣れるというのも必要だと思うんです。
そら他人と一緒に色々やると勿論気の合う人ばっかりでは無いので、もめてしまう事なんかもあるかも知れない。
でもそれが大事で、あの人の気持ち、この人の気持ちというように色々と感じる事ができるというのは重要なんです。
全員と仲良くする事が目的ではなく、色々な人が居て当然という環境に慣れるというのが大事。
上手な人付き合いが、若かった現役時代のようにできるようになれればいい。
特に男性は仕事の時の立場ってものを引っ張りがちで、当時のように扱ってもらえないとヘソを曲げたりしてしまうんですが、趣味の世界は社会の地位なんか関係無く付き合えるじゃないですか。そういった関係性が老人ホームという空間の中でも確立できれば素晴らしい。
ヘソを曲げて拗ねたりヒネくれたりする必要も無く、楽しく暮らせるのが一番です。

ご自身のペースで生活をされていた方々にとっては、老人ホームでの生活は沢山の方々が居られる訳ですから、人付き合いも重要ですね。
本日は貴重なお話し誠に有難うございました。
最後にご本人やご家族の方々にメッセージなどがございましたらお願い致します。

今の人は「ありがとう」という言葉があまりないように思うんです。
新聞などからも「感」という文字が減ってきているという。
「感謝」「感激」「感動」
そういったポジティブな気持ちを自分から表すことで自分にも帰ってくる。介護の現場でもそういった言葉の キャッチボールをするために、自分から球を投げることが大切だとおもう。

笑顔で食事ができることにありがとう。
仕事がある事にありがとう。
家族がいることにありがとう。
友達がいることにありがとう。
生きていることにありがとう。

このありがとうをスタッフ自ら実践し、メルシーは施設を運営していると感じます。
私も住みたい老人ホーム「メルシー」を、是非ご自身、ご家族で見学してみてください。

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